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「夏の熾火」についてContents of “NATSUNO OKIBI”

夏の熾火(おきび)について

長編時代小説「夏の熾火」上巻より
紀州藩士・弓術家 吉見台右衛門は、度重なる京「三十三間堂」での大矢数の 失敗により、初代藩主徳川頼宣より叱責を受ける。
彼がずっと蟠っていたのは、由井正雪の生きた「証拠」を抹殺した事であった。
尾張藩と尾州竹林の名誉を懸けて戦う弓術家 星野勘左衛門の矜持と義。
そして台右衛門の愛弟子、若き美形の天才弓術家葛西薗右衛門がいよいよ満を持して大矢数に臨む。
長編時代小説「夏の熾火」下巻より
天才弓術家 葛西薗右衛門は大矢数惣一となるも、一年後に尾州弓術家 星野勘左衛門にその座を奪われた。
大和流祖森川香山や、柳生宗冬の剣術の極意を探り、新たな弓射の神髄と次の目標は定まったのだが……。
通し矢日本一の座を、紀州藩士 和佐大八郎が、十七年ぶりに奪還した。
和佐は微禄から忽ち五百石取りとなり藩主綱教に寵愛されるが、五代藩主吉宗(後の八代将軍)とは反りが合わず、政治の濁流に呑み込まれてしまう。
「夏の熾火」の主な登場人物はここからご覧下さい。


 
「夏の熾火」あとがきより


「夏の熾火」は私の長編時代小説四季四部作の第三作目です。
構想を練って十五年、最初に発表した「冬の櫻」より早く書き始めた作品です。
主人公の三人、吉見台右衛門(順正)、葛西薗右衛門、和佐大八郎は何れも、名人の名を恣にした弓術家達です。 
好敵手の尾張の星野勘左衛門や、平塚瀬兵衛、森川香山などの人物と対比させて物語といたしました。
弓術(弓道)の霊妙な世界を一人でも多くの方々に知って頂ければ嬉しいです。弓道になじみのない方には独特の用語も含まれ、わかりにくい箇所があるかもしれませんが、読み進めれば自然に頭に入ってくるはずです。
実は、前述の三人は、弓道に携わった方々は、必ず耳にするビッグネームなのですが、彼等の生涯の軌跡はほとんど知られておりません。十五年掛かった主な理由です。
三人の主人公に血を通わせ、言葉を紡ぎ、物語を創りあげるのは作家の醍醐味ですが、過去二作の四季四部作もそうでしたが、今回もそれ以上に資料集めには難儀しました。
弓術の各流派の伝書や紀州藩の通史「南紀徳川史」だけでは資料としては到底不足です。色々なところに問い合わせ、取材を重ねても、核になる資料は集まりませんでした。従ってエピソードの殆どは、私の創作です。
さて、物語は、オムニバス形式で各章が繫がり展開しますが、彼等を取り巻く「女性達の息遣い」が、読者に伝わるように努めました。書き終えてみると三人の弓術家達よりも、彼等を支えた彼女たちが真の主役ではないかと思うぐらいです。
またこの時代(江戸初期から中期)の様々な「愛の形」もテーマの一つになっています。初代紀州藩主頼宣とその寵臣牧野兵庫、そして薗右衛門と三人の弟子達の事なども書き込んであります。
(後略)
果たしてあなたは、三人のヒロイン、夏美、経子、千代、そして台右衛門の母、絹のどのタイプの女性に心引かれるか。
「夏の熾火」でお楽しみください。2015/11/12



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